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国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 峰本健正、東京都三鷹市)は、就航船への適用が拡大される環境規制への対応やデジタル化技術の利用など、企業単独では実施できない・成果の最大化を図ることができない研究テーマに取り組むため、オープンイノベーション方式による共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA:オクタビア)フェーズ2」を2022年3月15日より実施してまいりましたが、このたび約2年間に亘る研究の成果をとりまとめ、2024年3月31日に終了いたしました。
本プロジェクトでは、実海域実船性能について共通の「ものさし」を作ることを目的に、1)運航での活用(実船モニタリングデータ解析)、2)設計での活用(実海域性能推定)、3)評価方法(ライフサイクル主機燃料消費量)の課題について取り組んできました。
OCTARVIAフェーズ2での研究により、実船モニタリングデータによる実海域実船性能の検証法の開発、低速運航に対応した実海域推定法の拡張、代替燃料を使用した場合の燃料消費量評価・GHG排出量評価への拡張などに取り組みました。今後、国際標準化を進めるとともに、公平かつ透明性をもったソリューションの提供により、実海域性能の高い船舶の建造、運航を進めていきます。
今後は、本プロジェクトに関する成果報告会を予定しております。
<OCTARVIAフェーズ2での主な実施内容>
添付資料
別紙1
プロジェクト参加者一覧(2024年3月31時点)
海事クラスター共同研究 実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)フェーズ2の開始について
三井E&S造船株式会社が海事クラスター共同研究実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)フェーズ2に新規参加
海事クラスター共同研究 実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)プログラムのリリースについて
実船モニタリングデータ解析プログラム(SALVIA-OCT.-web V2)のリリースについて
「実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)」のアプリ活用セミナー(一般向け)を12月15日(金)に開催
<お問い合わせ先>
実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)フェーズ2事務局
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所 金子
Tel:0422-41-3139|E-Mail:kaneko-a[at]m.mpat.go.jp