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海運分野からの地球温暖化防止を進めるため、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 峰本 健正)は、内海造船株式会社(取締役社長 寺尾 弘志)と共同で「実海域省エネ装置STEP(ステップ)」を開発しています。STEPはレトロフィットも可能な省エネ装置であることが特徴です。
このたび、フェリー「さんふらわあ かむい」に続き、姉妹船「さんふらわあ ぴりか」にSTEPを装着し、進水しましたのでお知らせします。
さんふらわあ ぴりか(全長約199.40m)は、今後艤装を進め、大洗~苫小牧航路に就航する予定です。
(解説)
さんふらわあ ぴりかの進水式
実海域省エネ装置STEP(さんふらわあ ぴりかに装着)
船首部分に装備されたSTEP(写真中心の矩形の付加物)
凹型(痩型船:コンテナ船や自動車運搬船等)
凸型(肥大船:タンカーや撒積船等)
図1 船体の船首部水線面形状(静止水面上の船体形状を表し、上部からみたもの)
図2 STEPの設置(船首部側面図)
図3 レトロフィット工事の様子(内航RoRo貨物船)(内海造船瀬戸田工場)