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【海技研メールニュースNo.183(3月12日)】

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□■   海技研メールニュースNo.183 [2021/3/12]
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     国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
     海上技術安全研究所
     National Maritime Research Institute (NMRI) 
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【お知らせ】
★☆★衝突を自動的に回避する避航操船システムに係る実験を公開★☆★
 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 安部昭則)は、3月25日(木)に、操船リスクシミュレータを用いた避航操船技術に係る公開実験を行います。
自動運航船を実現するために必要不可欠な機能として、衝突を自動的に回避する避航操船機能があります。当所は、株式会社商船三井、株式会社MOLマリン、商船三井テクノトレード株式会社、株式会社YDKテクノロジーズ及び国立大学法人東京海洋大学と共同で避航操船技術の確立を目指して研究開発を進めています。

 2019年、タブレット型端末に航行妨害ゾーン(OZT: Obstacle Zone by Target)と呼ばれる衝突の危険性がある海域を海図上に表示することにより、船員の操船判断を支援する装置の評価試験を公開しましたが、その後も研究開発を進め、OZTを考慮して相手船を回避する避航操船システムを開発しているところです。 詳細はこちらをご覧ください。

 今般、当所が所有する操船リスクシミュレータ(図1)を用い、同システムによる避航操船の様子をオンライン(ウェビナー形式)にて公開します。公開実験当日は、参加された皆さまからのご質問にもお答え致します。

参加ご希望の方は、弊所HPより、事前の登録をお願い致します。
事前登録サイト:https://www.nmri.go.jp/webinar_openexperiment06.html

申し込み期限は3月24日(水)とさせていただきます。
お問い合わせ先等詳細は、以下をご参照ください。
https://www.nmri.go.jp/news/press/press20210312.html

★☆★小型実験船「神峰」による自動着桟システムの実船実験を公開★☆★
 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 安部昭則)は、3月18日(木)に小型実験船「神峰」による自動着桟システムの実船実験を公開いたします。
 内航船舶の着桟操船は船員の負担が大きい作業と言われています。当所では、着桟操船時の船員の負荷を低減するための支援システムや自動着桟システムの研究開発を進めてきました。
 今回の公開実験で使用する小型実験船「神峰」(図1)は、一軸一舵の小型船舶(総トン数約17トン、全長14.9メートル)です。本船のエンジン・クラッチや油圧操舵装置に専用の制御装置を設け、それらをコンピュータプログラム(図2)によって制御することで自動着桟を実現します。
 公開実験の当日は、本船を保管している因島(広島県尾道市)からオンライン(ウェビナー形式)によって本船や自動着桟システムを紹介させて頂き、自動着桟システムのデモンストレーションを行う予定です。また、参加された皆さまからのご質問にもお答え致します。

参加ご希望の方は、弊所HPより、事前の登録をお願い致します。
事前登録サイト:https://www.nmri.go.jp/webinar_openexperiment05.html

申し込み期限は3月17日(水)とさせていただきます。
お問い合わせ先等詳細は、以下をご参照ください。
https://www.nmri.go.jp/news/press/press20210305.html

★☆★深耐衝突・座礁性に優れた高延性厚鋼板の開発・実用化で第47回岩谷直治記念賞を共同で受賞★☆★
 海難事故解析センター長(構造安全評価系上席研究員)の山田安平は、「高延性厚鋼板の開発と実用化による原油タンカーの衝突安全性向上と海洋油濁の防止」で、公益財団法人岩谷直治記念財団より、第47回岩谷直治記念賞を共同で受賞しました。
   今回の受賞は、海上・港湾・航空技術研究所、日本製鉄株式会社、今治造船株式会社、日本海事協会の4社が共同で実施した研究開発及びその成果が表彰されたものです。岩谷直治記念賞については、下記をご覧ください。なお、表彰式は3月8日にオンラインで開催されました。

https://www.nmri.go.jp/news/another_news/news20210309.html

★☆★深海AUV複数運用技術に関する研究発表がUnderwater Technology 21(UT21)でGrand Prizeを受賞★☆★
 海洋先端技術系 金 岡秀 上席研究員ほか8名の深海AUV複数運用技術に関する研究発表が、IEEE Oceanic Engineering Society (IEEE 海洋工学会) の国際シンポジウム 「Underwater Technology 2021(UT21)」において、研究発表部門のGrand Prize(大賞)を受賞しました。
 UT21は、特設サイトにてビデオプレゼンテーションをオンデマンド配信し、参加登録者の投票により賞を決定するビデオコンペティション形式で開催されました。配信されたプレゼンテーションは事前選考を通過したもののみで、研究発表部門で10件、一般テーマ部門で13件でした。
 受賞した研究発表ビデオは、以下のページで3月12日(金)15:00よりご覧いただけます。

受賞した研究発表ビデオへのリンク:
https://www.nmri.go.jp/video/index.html

詳細はこちら
https://www.nmri.go.jp/news/another_news/news20210305.html

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【発行】国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 企画部広報係
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