メールニュース

MAIL NEWS

【海技研メールニュースNo.164(12月21日)】

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■   海技研メールニュースNo.164 [2018/12/21]
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
     海上技術安全研究所
     National Maritime Research Institute (NMRI) 
==================================================================

【お知らせ】
★☆★避航操船の支援システムのための公開実験を実施★☆★
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 宇都正太郎)は12月18日(火)に、操船リスクシミュレータにおいて、見張り操船時の操船判断を支援するタブレット型避航操船支援装置「先進的な航行支援システム」の評価試験を公開いたしました。
https://www.nmri.go.jp/news/press/press181206b.html

★☆★海技研、平成30年度より「海洋開発研修」を開講★☆★
海上技術安全研究所は平成30年12月5日~7日「海洋開発研修」を開講しました。
この研修では、特別講義と6つの専門講座に加え、DPシミュレーターの操作訓練、
施設見学を行いました。
当日はNK、船社、マリンコンサルタント会社、商社、建設会社、石油会社、造船会社、
航海計器製造会社、研究機関、保険会社、係留索製造会社、大学から32名の参加があり、文系の方々にも充分解りやすい総論的な内容としたことが功を奏したのか、研修全般についてのアンケート結果は満足が(75%),やや満足(25%)と 参加者全員にご満足頂けた結果となりました。
初回の盛況にかまけることなく、
次年度以降もさらに洗練された内容へとブラッシュアップしていく心構えです。


★☆★Team KUROSHIO 来月ギリシャで決勝ラウンド出場へ
「AUV-NEXT」とともに超広域高速マッピングで深海4000mに挑む!★☆★
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研:理事長 大和裕幸)海上技術安全研究所(所長 宇都正太郎)海洋先端技術系の稲葉祥悟研究員がメンバーとして所属する、日本発の海底探査チーム「Team KUROSHIO」は、11月23日、横浜ランドマークプラザのドックヤードガーデンにて、今月ギリシャで開催される、国際的な深海探査コンペティション「 Shell Ocean Discovery XPRIZE 」の決勝ラウンドに出場に向けた壮行会を開催いたしました。同チームは、海底探査に携わる 日本の産官学8機関から構成され、それぞれの専門分野から選抜されたメンバーがギリシャで開催される決勝戦に挑みます。
https://www.nmri.go.jp/news/another_news/news181212.html

★☆★EEDIの実海域係数(EEDIweather)で最終認証に関する鑑定書取得★☆★
-40型ケミカルタンカーが竣工、GHG削減を促進-
北日本造船株式会社(代表取締役社長 東徹、青森県八戸市)は、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 宇都正太郎、東京都三鷹市)の協力のもと、40型ケミカルタンカー(CHEMOCEAN ORION)について、IMOで定められた船舶の燃費性能指標であるEEDIweatherの最終認証に関する鑑定書を、一般財団法人日本海事協会(会長 冨士原康一、東京都千代田区)から取得し、同船が10月5日就航しました。今後とも実運航時の燃費向上とGHG排出削減に取り組んで参ります。
https://www.nmri.go.jp/news/press/press181101.html

===========================================================
NMRIニュース
◆NEWS
 ●小沢研究員、日本船舶海洋工学会から優秀ポスター賞を受賞
 ●不規則波(横波・向波)「ばら積み貨物模型船」の曳航公開実験を実施
●工藤 彰三 国土交通大臣政務官が海技研を視察
●平成30年度 今治地域造船技術講演会を開催
●福戸特別研究主幹、経済産業省から「工業標準化事業表彰経済産業大臣賞」受賞
●第18回 海技研講演会を東京(所内講堂)で開催 
GHG削減と次世代燃料実用化向け水素燃料電池に照準
●松尾主任研究員が「2018 マリタイムCIOフォーラム」で基調講演
 =================================================================

●小沢研究員、日本船舶海洋工学会から優秀ポスター賞を受賞
構造基盤技術系保守管理技術研究グループの小沢匠研究員が、11月に開催された
日本船舶海洋工学会の秋季講演会において、優秀ポスター賞を受賞しました。
https://www.nmri.go.jp/news/another_news/news181214.html

●不規則波(横波・向波)「ばら積み貨物模型船」の曳航公開実験を実施
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研:大和裕幸理事長)海上技術安全研究所(宇都正太郎所長)は、11月21日(水)、東京都三鷹市の所内、実海域再現水槽にて、大波高不規則波中でばら積み貨物船に作用する波浪中変動水圧の船体表面分布を計測する、模型船曳航の実験を公開いたしました。当実験では、船舶に取り付けるセンサ等の技術開発に携わる海運・造船・舶用メーカーらを中心に業界から約40名(関係者含)が参加しました。参加者は、ばら積貨物船模型の大波高不規則波中曳航実験を、横波と向波で2回、造波によるシミュレーションを実施いたしましたが、波浪中における変動水圧の船体表面分布を解明し、模型船に300点以上の表面貼付型FBG(Fiber Bragg Grating)圧力センサを設置した多点計測を行うことで、同型のばら積み貨物船においても、横波と向波では、波の高さ、周期、向き、速度それぞれの数値を打ち出し、波の種類によって船体側面に受ける影響が異なることが、確認できました。
https://www.nmri.go.jp/news/press/press181206.html

●工藤 彰三 国土交通大臣政務官が海技研を視察
工藤 彰三・国土交通大臣政務官が10月26日(金)来所され、舶用エンジン、操船リスクシミュレータ、実海域再現水槽を視察されました。
工藤政務官は、本館応接室で海上技術安全研究所の研究内容や最近のトピックの説明を受けた後、各施設を見学され、研究者と活発に意見交換を交わされました。
https://www.nmri.go.jp/news/another_news/news181116_1.html


●平成30年度 今治地域造船技術講演会を開催
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長 宇都正太郎)は10月6日(土)の午後、愛媛県今治市みなと交流センターにおいて「平成30年度 今治地域造船技術講演会」を開催しました。講演会には、今治市及び今治地域造船技術センターよりご協力をいただき、造船所や舶用メーカーの入社5年程度の若手社員や造船教育機関の学生などを対象に、85名の参加をいただきました。4コマの技術講演では、主に若手の技術者を中心に最新の技術動向を学んでいただくことを目的に、弊所研究者による IoT(インターネット・オブ・シングス)およびAR(拡張現実) 等の先端技術を導入した造船所の未来像などについての講演を行いました。
https://www.nmri.go.jp/news/another_news/news181012b.html

●福戸特別研究主幹、経済産業省から「工業標準化事業表彰経済産業大臣賞」受賞
10月2日(火)に開催された経済産業省の「平成30年度工業標準化事業表彰」において、弊所の福戸淳司特別研究主幹が、工業標準化事業表彰 経済産業大臣賞を受賞し、都内ホテルにて表彰状授与式が開催されました。
https://www.nmri.go.jp/news/another_news/news181012a.html


●第18回 海技研講演会を東京(所内講堂)で開催 GHG削減と次世代燃料実用化向け水素燃料電池に照準
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所(所長=宇都正太郎)は11月6日(火)、東京三鷹市の海技研所内講堂にて「GHG削減戦略と次世代燃料実用化に向けた技術開発〜2050年国際海運GHG排出量の半減を目指して〜」と題した講演会を開催し、造船・海運・舶用工業など業界から、また大学や行政関係者など263名に参加をいただきました。
https://www.nmri.go.jp/news/another_news/news181116_2.html

●松尾主任研究員が「2018 マリタイムCIOフォーラム」で基調講演
平成30年8月29日、東京都平河町の海運ビルで終日にわたり開催された「マリタイムCIOフォーラム」(主催=デジタルシップ社・英国ロンドン)における冒頭の基調講演で、弊所、構造基盤技術系の松尾宏平主任研究員が、「2050年に向けた技術開発ロードマップ」と題した講演をいたしました。
松尾主任研究員は、同プレゼンテーションの中で、昨今急ピッチで進む造船分野におけるデジタル化の流れの中で、今後の技術開発に向けた、「海洋技術研究開発費上位10位」について、項目別に紹介いたしました。国内における海事・海洋産業におけるAIおよびIoTの技術開発の進捗や同資産の可視性、また自律・無人船に向けた取り組みなどについて説明をいたしました。
https://www.nmri.go.jp/news/another_news/news180925.html

==================================================================
◆このメールニュースの申込または配信停止をご希望される方は、
 氏名・職業等を記載して、下記アドレスまでご連絡ください。
◆このメールニュースに記載された内容およびWebアドレスの改変を禁じます。
 ご意見、ご質問等に関しては、以下の問い合わせ先までお願いします。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【発行】国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 企画部広報係
https://www.nmri.go.jp/
 本メールの転載はご遠慮ください。
==================================================================