海技研のご紹介

National Maritime Research Institute

我が国の海事・海洋技術の研究開発の一大拠点


海技研を志望する皆様へ

海上技術安全研究所は、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所傘下の研究所であり、我が国の海事・海洋技術の研究開発の一大拠点です。100 年の歴史に裏打ちされた技術力と課題解決力、世界トップレベルの研究施設群、約 150 名の研究者を擁し、海上輸送の安全確保、海洋環境の保全、海洋の開発及び海上輸送を支える基盤的技術開発を 4 つの重点研究分野とし、社会・行政・産業の抱える課題に対して、高度な技術ソリューションを提供してきました。

海事・海洋産業の分野で求められる技術は、造船工学を中心とした既存の専門分野の枠にとどまらず、非常に速いスピードで多様化しています。さらに、開発した技術成果の社会実装を促進する「橋渡し機能」の強化、あるいは、出口戦略としての「国際標準化」が求められるなど、研究者の活躍の場もより広範なものとなっており、様々な専門分野の研究者が必要となっています。

このような状況において、海上技術安全研究所では、大学や研究機関、企業との間で共同研究や共同プロジェクトの実施、人材交流をさらに発展させる取組を実施しています。また、人材・施設など、保有する資源を最大限活用してイノベーションを駆動するための拠点整備と、極限ロボティックス、人工知能(AI)、IoT 等を活用した革新的な生産技術など、最先端の研究を強力に推進する組織を活用し、内外の大学、研究機関との連携も強化していくこととしています。

国際的な活動としては、国連の専門機関である国際海事機関(IMO)をはじめとした各種国際会議に出席し、安全確保や環境保全に関連した研究成果を基にした提案を行うなど、国際基準の策定に貢献しています。このような活動を支える人材を育成するため、海外留学制度を用意しており、最近では東大、マサチューセッツ工科大学と連携した人材育成プログラムに研究者を派遣しています。

海上技術安全研究所は、緑に囲まれたすばらしい環境の中で、産学官に跨る広範なネットワークを活用した幅広い研究ができる研究所です。内外の著名な学者や研究者とのディスカッションや共同研究にも道が拓かれています。将来の日本を支える優秀で想像力に富み、意欲ある人材を求めています。世界に変革をもたらすイノベーションを創出する研究を一緒にできることを期待しています。


理念

3つのミッション

  • 安全で安心できる社会の実現に貢献します
  • 環境と調和した社会の実現に貢献します
  • 最先端の研究で産業の未来に貢献します

6つの価値観

  • 社会ニーズを先取りした研究課題の発掘・提案
  • 機敏な行動、迅速な進捗、先駆ける成果
  • 国際的なプレゼンスと世界最先端の研究力
  • 社会実装を目指した責任ある成果意識
  • 科学技術の進歩に伴う新たな可能性への挑戦
  • ガバナンスの下で組織力を充実、且つ一人一人が成長