先輩からのエール1

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優秀な研究者がやりがいのある仕事を用意して、あなたを待っています!


流体設計系系長 辻本 勝博士(工学)

私の歩んできた道

辻本と国際試験水槽会議評議員会(ITTC/AC)議長(ウィーン水槽所長)

左端が本人
中央は国際試験水槽会議評議員会(ITTC/AC)議長(ウィーン水槽所長)

私は平成10年3月に大阪大学大学院工学研究科船舶海洋工学専攻博士後期課程で博士(工学)を取得した後、運輸省船舶技術研究所に入所し、経歴に示す業務を実施してきました。
当所は、多くの大型施設、これまでの研究蓄積に加え、船舶海洋工学に関する幅広い研究人材に恵まれており、若い時から最前線の研究開発・大型プロジェクトに携わることが可能です。そして、大学等で講義を行う機会もあります。
また、長期海外派遣制度があり、私も家族とともに1年間ベルリンに行きましたが、海外で研究を行った経験はその後の研究開発や、国際海事機関(IMO)、国際試験水槽会議(ITTC)などの国際活動に非常に役立っています。
海技研では、優秀な研究者がやりがいのある仕事を用意して、あなたを待っています!ぜひ一緒に研究しましょう!


辻本 勝 経歴

<平成10年4月~平成15年3月>
研究官、運輸省船舶技術研究所 推進性能部推進研究室(企画室併任)、運動性能部耐航性研究室研究員
独立行政法人海上技術安全研究所に移行(2001年4月)、スーパーエコシッププロジェクトチーム
実船モニタリングデータ解析を担当。環境性能の高い内航船(スーパーエコシップ)の基本計画・実海域性能推定を担当。

<平成15年4月~平成23年12月>
主任研究員
海上安全研究領域 耐航・復原性能研究グループ、実海域性能評価プロジェクトチーム、海の10モードプロジェクトチーム
日本近海の波と風データベースを開発。実海域再現水槽の建造計画に参画。海の10モードプロジェクトの数値計算法を開発し、水槽試験・実船での検証を実施。

<平成18年10月~平成19年10月>
ドイツ連邦共和国ベルリン工科大学客員科学者
定時性・燃費評価に耐航性能を考慮した最適航海計画を開発し、欧州との比較計算を実施

<平成23年9月~平成29年9月>
国際試験水槽会議(ITTC)実運航に関する専門家委員会委員

<平成24年1月~平成26年3月>
流体設計系実海域性能研究グループ
上席研究員実運航時の主機作動を考慮した燃費推定法を開発し、北太平洋航路に乗船して検証

<平成24年4月~平成29年6月>
国際連携センター併任
国際海事機関(IMO)での実海域性能を考慮したエネルギー効率設計指標(EEDIweather)の導入に貢献

<平成24年4月~ 平成27年3月>
大阪大学大学院工学研究科産学連携推進教員准教授

<平成27年4月~>
大阪大学大学院工学研究科産学連携推進教員教授
船舶海洋工学に関する阪大との連携を担当
海事行政への研究所の担う技術的支援に関する講義を担当

<平成26年4月~>
流体設計系実海域性能研究グループグループ長
実運航性能シミュレータを開発し、実運航状態を忠実に模擬した船速低下、燃費評価を実施
「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰受賞(平成28年7月)

<平成29年7月~>
流体設計系系長
流体設計系のマネージメントを実施

<平成29 年10月~>
東京大学大学院新領域創成科学研究科非常勤講師
船舶の実海域性能に関する講義を担当